カラムプロットの作成において、Prismはすべてのデータで散布図だけでなく平均値や中央値、場合によってはエラーバーを描画します。
Windows版 Prism 6.05ではバグのため、これらの棒/バーの色の維持ができません。次のリリースにおいてこのバグは解決されます。
バグ詳細:「フォーマットグラフ」[Format Graph]へダイアログを開くためにグラフをダブルクリックし、1つあるいは全部の棒の境界線の色を変更すると、グラフ上では変更は正常に行われたように見え、変更された色を確認できます。グラフをレイアウトに入れたりエクスポートしても、変更された色は正常ですが、グラフをコピー&ペーストしたり、「送る」[Send]ボタンでPowerPointやWordに送ったりすると、変更した色が変わってしまいます。更に、そのグラフのファイルを保存し、再度開いたときも色が変わってしまいます。
回避方法は2つあります。.
回避方法1-カラースキームの使用。 「グラフフォーマット」[Format Graph]ダイアログを用いて色を変更しないで、代わりにカラースキームを適用します。または、好みに合わせてカラースキームを作成しそれを適用します。カラースキームにより変更されたカラム散布図に重ね合わされるバーの色は、変わることはありません。「グラフフォーマット」[Format Graph]ダイアログにより色の変更を行った場合、色の変更は一時的なものとなり、グラフのファイルを保存し再度開いたときや、グラフをコピー&ペーストしたとき、あるいはボタンによりPowerPointやWordに送ったとき、色はカラースキームでの設定に戻ります。
回避方法2-最初に棒グラフを作成。 最初にカラム棒グラフを作成し、棒の色を希望する色に変更します。必ず色を設定した後に、グラフがカラム散布図を棒に重ね合せたグラフになるように変更します。この様に作成すると棒の枠線の色は変更されません。
棒で平均値あるいは中央値を表示していることが問題であることに注意してください。エラーバーの色も変更すること可能で、正常に機能します。