PrismとInStatは医学統計を目的に設計されており、StatMateは検定力分析を目的としたソフトウェアです。

PrismとInStatの統計機能は重複する点がありますが、Prismは、非線形回帰・生存曲線・二元配置分散分析・線形回帰線の比較、その他を含め多くの機能があります。また、すぐれたグラフ作成機能を備えており、カスタマイズ可能なグラフを簡単に作成することができます。PowerPointでのプレゼンテーション、ウェブサイト、Wordドキュメント等へのエクスポート機能だけでなく、印刷用に高解像度イメージファイルの出力が可能です。学会誌や雑誌の原稿用にグラフを作成する際などは、強力なグラフ作成機能を備えたPrismが有益です。

GraphPad InStat はステップ・バイ・ステップ形式で行う統計解析ソフトウェアです。質問に回答するだけで適切な統計解析手法が選定され統計解析が行われるので、統計解析に慣れていない場合はInStatの方がシンプルで分かりやすいかもしれません。統計解析結果のグラフ生成機能も備えていますが、Prismほどの強力なグラフ作成機能は備えておらず、あくまで解析内容を直感的に把握するツールとしてのグラフとなります。複雑な統計解析が必要となる場合はPrismで、日常的に行う簡単な分析はInStatで処理するという使い方もあります。

GraphPad StatMateは検定力を計算し、統計解析を実行する際に必要なサンプル数の計算を行うソフトウェアです。有意差検定を行う場合、「第1種の誤り」「第2種の誤り」の2種類の過誤の確率の可能性を考慮する必要があります。それぞれの過誤を出来るだけ防ぐようにするにはサンプルサイズを類推し、必要となるサンプル数を決定するのが一つの戦略といえます。StatMateは仮説の検証を行うにあたって適切なサンプル数を算出します。