Prism6ユーザーズガイド:
初期設定ファイルのロック
初期設定ファイルに含まれる情報
Prism では [Preference] ダイアログに多数のオプションを用意しています。これらを使用して、カラー スキーム、フォント、記号サイズ、グラフの単位などのデフォルトを設定できます。さらに、Prism 初期設定ファイルで、最近使用したファイル、作成したユーザー定義の数式やカラー スキーム、オートコンプリート テキストなどが保存されます。初期設定ファイルに保存されているすべての設定によって Prism がカスタマイズされます。
初期設定ファイルの場所
Windows XP:
[system disk]:\Documents and Settings\[user] \Application data\GraphPad Software
\Prism\6.0\Prism6.cfg
Vista および Windows 7:
[system disk]:\Users\[user]\AppData\Roaming\GraphPad Software
\Prism\6.0\Prism6.cfg
Mac:
~[local user]\Library\Preferences\ com.GraphPad.Prism.plist
古いバージョンの OSX の場合は、Finder を使用してファイルを検索し、ゴミ箱にドラッグします。Lion の場合、このファイルは非表示になっています。これを削除するには、ターミナル アプリケーションを起動し、下記のコマンドを入力します。
rm ~/Library/Preferences/com.GraphPad.Prism.plist
初期設定ファイルへの変更の保存を防止する方法: Windows 版
Prism をティーチング ラボで使用する際、毎回同じ方法で Prism を起動したい場合があります。学生が Prism を使用するとき、他の学生が設定した初期設定をそのまま使用すると、Prism の動作が予想どおり機能しなくなることがあるため、この設定が使用されないようにする必要があります。
最初のステップは、初期設定ファイルを作成し、書き込み保護することです。
1. | 下記の Prism 初期設定ファイル Prism6.cfg を削除します。 |
[system disk]:\Users\[user]\AppData\Roaming\GraphPad Software\Prism\6.0
2. | Prism を起動します。これにより、デフォルトの初期設定ファイルが作成されます。 |
3. | 各ユーザー用の初期設定を設定します。 |
4. | すべてのユーザーからアクセスされるカラー スキーム、およびユーザー定義の数式を作成します。 |
5. | Prism を終了します。これで、初期設定ファイルが保存されます。 |
6. | この初期設定ファイルは、今後変更されることがないように書き込み保護を行うことをお勧めします。 |
2 番目のステップとして、/C を Prism コマンド ラインに追加して、終了時に初期設定ファイルを再保存しないよう Prism に指定します。
各ユーザーは初期設定ファイルを変更でき、これらはそのセッション中に使用されます。しかし、これらの変更は保存されず、次のユーザーの画面にも表示されません。
初期設定ファイルへの変更の保存を防止する方法: Mac
Prism をティーチング ラボで使用する際、毎回同じ方法で Prism を起動したい場合があります。学生が Prism を使用するとき、他の学生が設定した初期設定をそのまま使用すると、Prism の動作が予想どおり機能しなくなることがあるため、この設定が使用されないようにする必要があります。
OSX にはコマンド ライン スイッチがないため、Windows 版に関する上記の方法は使用できません。代わりに初期設定ファイルを作成し、書き込み保護します。
1. | 下記の Prism 初期設定ファイル com.GraphPad.Prism.plist を削除します。 |
~[local user]:Library:Preferences
2. | Prism を起動します。これにより、デフォルトの初期設定ファイルが作成されます。 |
3. | 各ユーザー用の初期設定を設定します。また、すべてのユーザーからアクセスされるカラー スキーム、またはユーザー定義の数式も作成します。 |
4. | Prism を終了します。 |
5. | 初期設定ファイルを書き込み保護する方法: |
初期設定ファイルが含まれているフォルダーを開きます。
: ~[local user]:Library:Preferences
Mac には複数のライブラリ フォルダーが存在する点に注意してください。全体用のライブラリー フォルダーではなく、各学生のログインで使用されるローカル ユーザー内のものを選択します。
ファイル "com.GraphPad.Prism.plist" で右クリックし、[情報を見る] を選択します。[ロック] をオンにします。
オートコンプリート テキスト エントリのリストが含まれている次のファイルについても、上記の操作を繰り返します。 com.GraphPad.Prism.autocomplete.plist