GraphPad Prism  6 ユーザーズガイド

リンクおよび埋め込みデータの変更

リンクおよび埋め込みデータの変更

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テキスト ファイルまたは埋め込みスプレッドシート (Windows 版のみ) にリンクされている Prism データのブロックは枠線付きで表示されます。これらはデータ オブジェクトと呼ばれます。Prism 内でこれらの値を編集することはできません。ブロック内の任意のセルをクリックすると、データ オブジェクト全体が選択されます。下図にデータ オブジェクトの例を示します。

changing linked 1

データの編集方法:

リンクされたデータ ブロックの任意の位置でダブルクリックし、「インポート及び形式を選択して貼り付け」[Import and Paste Special] ダイアログを表示します。続いて、「ファイルを開きデータを編集」[Open File to Edit Data]、「リンクを編集」[Edit Link] の順にクリックします。元の Excel ファイルが開きます。スプレッドシートを編集して保存した後、Prism に戻り、「今すぐ更新」[Update] をクリックしてダイアログを閉じます。

データ オブジェクトのリンク解除方法:

オブジェクト内の任意の位置でダブルクリックし、「インポート及び形式を選択して貼り付け」[Import and Paste Special Choices] ダイアログを表示します。このダイアログの下部にある 「リンク解除」[Unlink] ボタンをクリックします。値は Prism データ テーブル上に残りますが、外部ファイルや埋め込みスプレッドシートへのリンクは解除されます

データ オブジェクトを同じテーブル内の別の場所に移動する方法:

データ オブジェクト内の任意の位置でダブルクリックし、「インポート及び形式を選択して貼り付け」[Import and Paste Special Choices] ダイアログを表示します。「配置」[Placement] タブを選択します。オブジェクトの左上隅を変更できるセクションを見つけます。新しい場所の行番号を入力し、カラムを選択します。

データ オブジェクトを別のデータ テーブルに移動する方法:

データ オブジェクトを別のデータ テーブルに移動することはできません。テーブルから削除することはできます。その後、ソース データに戻り、そのデータ オブジェクトをコピーし直し、正しい場所に形式を選択して貼り付けます。

リンクされたファイルの編集後に Prism の値を更新する方法:

Prism でデータ オブジェクトをダブルクリックし、「インポートおよび形式を選択して貼り付け」[Import and Paste Special] ダイアログを表示します。このダイアログで「今すぐ更新」 [Update] ボタンをクリックします。この操作は、「ソース」[Source] タブで自動更新オプションがオンになっていない場合にのみ必要です。

Prism にリンクされたスプレッドシートの範囲を変更する方法 (Windows 版のみ):

スプレッドシート内の間違った範囲をリンク付けた場合、データ オブジェクトのリンクを解除し、最初からやり直すのが最も簡単な方法です。

別の方法として、Prism 内でリンクされた範囲を変更することもできます。リンクされたデータ オブジェクトをクリックし、「編集」[Edit] メニューを表示し、「リンク」[Links] を選択します。

changing linked 2

現在の Prism テーブルでリンクされているデータ範囲のリストが表示されます。現在選択している範囲はハイライトされます。「リンク元の変更」[Change Source] をクリックして 2 番目のダイアログを表示します。

change data object range source

このダイアログの下部にある 「項目名」[Item Name] フィールドに、現在リンクされている範囲が表示されます。Excel では、この範囲は独特の形式で表されます。たとえば、R1C3:R100C4 は、カラム 3 の 1 行目からカラム 4 の 100 行目の範囲を示します。

注意、異なるExcelファイルへのリンクにもこのダイアログが使用できます。

Prism に埋め込まれているスプレッドシートの範囲を変更する方法 (Windows 版のみ):

スプレッドシート内の間違った部分を埋め込んだ場合、コピーおよび貼り付け直す必要があります。オブジェクトには Excel テーブルが埋め込まれているため、単にこのデータ オブジェクトを削除してやり直すことはできません。元のスプレッドシート ファイルがない場合、Prism から保存する必要があります。これを行うには、埋め込まれたスプレッドシートを Prism で開き、Excel の [ファイル]...[名前を付けて保存] コマンドを使用して、このスプレッドシートをファイルとして保存します。その後、データ オブジェクトを削除し、最初からやり直します。

データ オブジェクト内の 1 つのセルを選択してクリップボードにコピーする方法:

データ オブジェクト内で 1 つのセルを選択するのは簡単ではありません。データ オブジェクト内で 1 つのセルをクリックすると、そのオブジェクト全体が選択されます。オブジェクト内の 1 つのセルのみを選択するには、そのオブジェクトではなく、その付近のセルをクリックします。続いて、矢印キーを使用してオブジェクト内の希望のセルに移動します。

リンクされたファイルが移動した場合:

リンクされたテキストまたは Excel ファイルが存在しなくなった場合:Prismは、リンクされたファイルの絶対パスを格納します。リンクされたテキストまたは Excel ファイルが存在しなくなった場合、Prismはそれを見つけることができないので、データテーブルを更新することができません。しかし、インポートされた値は、Prismファイルに残ります。リンクが破損しても、データが失われることはありません。

リンクされたテキストまたはExelファイルがPrismファイルと同じフォルダにある場合:Prismファイルが、.PZF 或いは .PZFXフォーマットで格納されるかどうかが、重要です。.PZFXであれば、リンクは絶対パスとなります。フォルダ名が変更されたり、別の場所に移動された場合にはリンクは失われます。Prismファイルが、.PZFフォーマットのとき、PrismはExcel或いはPrismファイルと同じフォルダにあるテキストファイルとのリンクを保持します。フォルダ名が変更されたり、別の場所に移動されても、問題ありません。