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0084 Machine IDが変わり、起動する度にアクティベーションコードの入力を求められるのですが。

Prism6.00をご利用の場合、Prism6.01へアップグレード下さい。

1%のPrism6.00 for Winユーザーのから、Machine IDが固定しないという問題が報告されました。これはアクティベーション完了後も、Prismが再インストールされたと認識し、新たなMachine IDを生成するため、再度アクティベーションを要求されるという問題でした。Prism6.01では1度アクティベーションが完了すると、再度アクティベーションを求められることはありません。弊社よりPrism6をご購入頂いたユーザー様には、Prism6.01をご提供させて頂きますのでシリアル番号を明記の上ご連絡下さい。

シリアル番号管理ファイルを削除下さい。

なんらかの原因で、シリアル番号を管理するファイルにエラーが生じている可能性があります。シリアル番号を管理する ssprism5.qxt または ssprism6.qxt ファイルを削除下さい。これら .qxt ファイルは隠しファイルとなっておりますので、下記の手順でファイルを表示させてます。

Windowsの場合

隠しファイルを表示する
1. コントロールパネルを開き、「デスクトップのカスタマイズ」をクリックします。

2. フォルダーオプションをクリックします。

3. 表示タブの「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、適用ボタン、OKボタンをクリックします。

シリアル番号ファイルを削除する方法(Prism 5.04以降)
このファイルを削除するためには、管理者権限でログインする必要あります。

ssprism5.qxtファイル、ssprism6.qxtファイルの格納先
Windows 2000 または XP
Prism 5の場合:Documents and Settings¥All Users¥ Application Data¥GraphPad Software¥Prism¥5.0¥
Prism 6の場合:Documents and Settings¥All Users¥ Application Data¥GraphPad Software¥Prism¥6.0¥

Vista 、Windows 7またはWindows8
Prism 5の場合:ProgramData¥GraphPad Software¥Prism¥5.0¥
Prism 6の場合:ProgramData¥GraphPad Software¥Prism¥6.0¥

Mac版の場合

1. 隠しファイルを表示する
隠しファイルを表示させるアプリををダウンロード頂き、隠しファイルを表示します。以下は、無料アプリのOnyXを利用した表示方法の説明になります。

1-1. 下記URLよりOnxXをダウンロード下さい。
1-2. ダウンロードした OnyX.dmg をクリックすると、インストールダイアログが表示さます(添付画像ファイルOnyX_1参照)。アイコンをアプリケーションフォルダにドラッグして、インストール下さい。
1-3. OnyXを起動させます。
SMART状況を検証 → 起動ボリュームを検証 ダイアログが表示されます。検証後、OKボタンをクリック頂くと、管理者ユーザの名前とパスワードが要求されます。
1-4.OnyXが開きます(添付画像ファイルOnyX_2参照)ので、右から3番目にある各種設定をクリックします。Important Informationダイアログが表示される場合、ダイアログを閉じて下さい。
 
1-5. 詳細設定の「不可視ファイル/フォルダを表示」にチェックを入れ、Finderを再起動します。
注:対象となるファイルを削除後、「デフォルトに戻す」ボタンをクリックします。
2. シリアル番号ファイルを削除する方法
 Macintosh HD →ライブラリ→Application Support→GraphPad→6 に ssprism6.qxt が表示されますので、このファイルを削除下さい。
 

0083 同じPCに入っている以前のバージョンのPrismを使ったら新しいバージョンのPrismが動かなくなりました。

非常に稀ですが、下記の一連の操作を行うとPrism5.04が起動しないという問題が発生します。
1. Prism5.04をインストールして、起動後にプログラムを終了
2. 以前のPrism 5を起動
3. 旧バージョンを実行し、ヘルプ・メニューでユーザー名又は設定を変更
4. 旧バージョンを終了し、再度5.04を実行。

このまれなケースでは、Prismは再度アクティベーション・プロセスの実行を求めてきます。
再度アクティベーションを行い、最終ステップで「Start using Prism」ボタンをクリックすると、Prismはシャットダウンします。
Prism 5.04を再起動すると、再びアクティベーション・プロセスの実行が求められ、最終ステップでPrismを起動しようとすると再びシャットダウンします。
解決にあたって、そのシリアル番号ファイル(下記参照)を削除します。
次にPrism 5.04を実行し、アクティベーション・プロセスを実行して下さい。

シリアル番号ファイルを削除する方法(Prism 5.04以降)
シリアル番号ファイル名:
Prism 5の場合:ssprism5.qxt
Prism 6の場合:ssprism6.qxt

このファイルを削除するためには、管理者権限でログインする必要あります。
VistaとWindows 7では、ファイルは非表示なので、隠しファイルを表示するためにファイル設定を変更する必要があります 。
上記ファイルを削除して、Prism を起動し、もう一度アクティベーション・プロセスを実行して下さい。

ssprism5.qxtファイル、ssprism6.qxtファイルの格納先
Windows 2000 または XP
Prism 5の場合:Documents and Settings¥All Users¥ Application Data¥GraphPad Software¥Prism¥5.0¥
Prism 6の場合:Documents and Settings¥All Users¥ Application Data¥GraphPad Software¥Prism¥6.0¥

Vista または Windows 7
Prism 5の場合:ProgramData¥GraphPad Software¥Prism¥5.0¥
Prism 6の場合:ProgramData¥GraphPad Software¥Prism¥6.0¥

隠しファイルの表示方法
コントロールパネルを開き、「デスクトップのカスタマイズ」をクリックします。

フォルダーオプションをクリックします。

表示タブの「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、適用ボタン、OKボタンをクリックします。

0082 アクティベーション・コード(Activation Code)が認証されないのですが。

アクティベーション・コードは、特定の1つのPrismシリアル番号と特定の1台のコンピュータに結びついています。
1台のコンピュータで受けたアクティベーション・コードは、他のPCで使用できません。他のPCでは、別にアクティベーションを行う必要があります。

下記の点をご確認下さい。

1. GraphPad Ordersより送付された GraphPad Prism activation code に記載されている シリアル番号、Machine IDおよびActivation code と、License Agreementダイアログに表示されているものが一致しているかご確認下さい。

2. Activation codeをコピー&ペーストした際に、スペースが含まれていないかご確認下さい。

0081 アクティベーション・コード(Activation Code)はどこに入力するのですか?

アクティベーションコードはオンライン登録で入力したEmailアドレスに送付されます。
アクティベーション・コードをコピーし、Step 3 of 4ダイアログにActivation Codeのテキストフィールドにペーストします。
ライセンス規約に同意頂けましたらチェックボックスににチェック頂き、Next Stepボタンをクリックします。

※ライセンス規約の日本語訳につきましては Prism 使用許諾契約書【日本語訳】(PDF)をご参照下さい。

0080 オンライン登録のウェブページが表示されないのですが。

Prismは、 デフォルトのブラウザーでウェブ・ページを開くように設定されていますが、ブラウザーが自動的にこのページに開かない場合、直接ブラウザのアドレスバーにwww.graphpad.com/registerを入力してください。GraphPad Software社のオンライン登録ページに移動します。

オンライン登録時に入力したEmailアドレスにアクティベーションコードが送付されます。

0079 Prism for Mac(デモ版を含む)をダウンロードしましたが、インストールできません。【Mac】

InstallPrims6Demo.dmgファイルをクリックするとInstallPrism6ダイアログが表示されます。このダイアログのPrism6 TrialのアイコンをクリックしてもPrismは起動せず、エラーメッセージが返されます。Applicationsフォルダーにドラッグ&ドロップし、インストール下さいますようお願い致します。

0078 Prism6のインストールについて

Prism5.04/5.0dより、インストールの際にオンライン登録およびアクティベーションコードの取得が必要となりました。Prism6でも、オンライン登録およびアクティベーションコードの取得が必要となります。インストール手順は下記をご参照下さい。

1.インストール開始後、オンライン登録の ダイアログ (Register Prism) が表示されます。

2. テキストフィールドにシリアル番号を入力し、Next Step ボタンをクリックします。 Machine ID ダイアログが表示されると同時に、ブラウザが起動し GraphPad 社のオンライン登録ページが表示されます。
オンライン登録ページでエンドユーザー様のマシン ID、シリアル番号、Email アドレス、確認用 Email アドレス、 氏名を入力します。Submit ボタンをクリックすると、オンライン登録が完了し入力した Email アドレスに Activation Code が送付されます。

Machine IDページ

オンライン登録ページ

3.License Agreementダイアログに Activation Code を入力します。ライセンス規約に同意頂けましたら
□ I agree to the GraphPad license agreement.
にチェック頂き、Start using Prism ボタンをクリックします。
ライセンス規約に同意頂けましたらチェックボックスににチェック頂き、Next Stepボタンをクリックします。

Licence Agreementダイアログ

※アクティベーションが出来ない場合、FAQ0055 アクティベーションがうまくいきません も合わせてご参照下さい。
※ライセンス規約の日本語訳につきましては  License Agreement [PDF] をご参照下さい。

Prism6インストール方法PDF版は下記よりダウンロード頂けます。
Prism6インストール_オンライン登録について

0077 Prism for Mac(デモ版を含む)をインストールしましたが起動しません。【Mac】

インストールしたPrismが起動しない場合、下記を御確認下さい。

1. Arial font が使用できるようになっているか確認下さい。

PrismはArialフォントがなければ起動しません。
Arialフォントがあるか確認するには、アプリケーションのFont Book からご確認頂けます。Arialフォントの▶ボタンをクリック頂き、「Regluar 切」となっているようでしたら、使用で切るように設定下さい。

2. 管理者権限でログインしているか確認下さい。

コンピュータにログインしているユーザの権限が十分でない場合、インストーラが必要なファイルにアクセスできず問題が発生する可能性があります。最初にPrismを起動する場合は管理者権限でログインする必要があります。次を確認下さい。

2-1.  Appleメニューからシステム環境設定を選択。
2-2. ユーザーとグループを選択。
2-3. 「ユーザにこのコンピュータの管理を許可」にチェックが入っていない場合、ロックをはずしチェックを入れて下さい。

3. ディスクユーティリティからアクセス権を修復下さい。

エラーメッセージ “Prism cannot create the Licenses folder.”が返ってくる、またはアクセス権が「読み出し」になっており変更できない場合などは、 ユーティリティからディスクのアクセス権修復を実施してみて下さい。アクセス権の修復は下記の手順で行います。

3-1. アプリーケーションのユーティリティにあるディスクユーティリティを起動します。
3-2. ディスクユーティリティダイアログでシステムディスクを選択します。(CDやDMGドライブではなく、ハードドライブを選択下さい。)
3-3. First Aidタブにある「ディスクのアクセス権を修復」をクリックします。

4. ユーザーライブラリからPrism Backupsフォルダを削除下さい。

Optionキーを押しながら「移動」をクリックし、ライブラリを選択します。
ライブラリ -> Application Support -> GraphPad -> Prism -> 5 -> Prism Backups
フォルダの中のファイルだけではなく、フォルダ全てを削除下さい。

上記に問題がなく、また再インストールしても問題が解決しない場合は、弊社テクニカルサポートまでご連絡下さいますようお願い申し上げます。

ダウンロード後、インストールできない場合は FAQ0079「Prism for Mac(デモ版を含む)をダウンロードしましたが、インストールできません。」をご参照下さい。

 

0076 PrismはOS X 10.8(Mountain Lion)に対応していますか。【Mac】

PrismそれぞれのバージョンとOS X 10.8の互換性は次の通りです。

Prism6とOS10.8

Prism 6は、Mac OS 10.8で正常に動作することが確認されていますが、フルスクリーン、自動バックアップ機能等をまだ利用できません。

Prism 5とOS10.8

GraphPad Prism 5は、OS10.7( Lion)以前ににリリースされているため、10.7および10.8に追加されたフルスクリーン、自動バックアップ機能等に対応していません。また、Prism5につきましては、以下のような不具合が報告されています。尚、これらの問題をフィックスするアップデートバージョン Prism 5(5.0f)がリリースされております。Prismを起動し、Helpメニューから”Check for Updates”を選択すると、ブラウザが開きGraphPad Software社のページが表示されます。こちらのページから、Prism5.0fへのアップデート版をダウンロード下さい。

  • ExcelまたはWordからPrismデータ・テーブルへの数値やタイトルをコピー&ペーストするとプログラムがクラッシュする。
    Excelからのデータの移行は下記の方法でお願いします。
    • ExcelのテーブルをGraphまたはLayoutシートの上に貼り付け、次に(テーブルを編集するように)テーブルをダブル・クリックして開きます。貼り付けたテーブルの内容をPrismのデータ・テーブルにコピー&ペーストします。
    • データをExcelから.CSVファイル形式で保存し、それをPrismにインポートします。
    • ExcelからNumbersにコピー・ペーストし、続いてPrismへコピー・ペーストします。
    • Excelの代わりにNumbersを使用します。
  • PNGやTIFF画像を含む Prismファイルを保存すると、ファイル画像が表示されない。
    ファイル画像が読み込めず起こる問題ですが、Previewで画像ファイルを開き、アルファ・チャンネルなしでイメージを保存するか、または他のファイル形式で画像を再保存して対応下さい。
  • 解析定数と解析パラメータ・ダイアログのリンクが正常に機能しない。
    現在、この問題に対応したアップデート版(Prism5.0f)を開発中です。
  • ナビゲーターをマウスのドラッグにより広げた際、垂直白いバーが現れシート名が隠れる。
    この問題はシステム環境設定で選択を変えると解決します。まず、Prism終了し、アップルメニューからシステム環境設定を選択します。一般設定をクリックし、ダイアログにあるスクロールバーの設定を「常に表示」にした後、Prismを起動します。システム環境設定の変更となりますので、すべてのアプリケーションに変更が適用されます。

Gatekeeperについて

Mac OS X 10.8 から導入された Gatekeeper 機能により、実行ファイルの開発元が確認されるようになりました。GatekeeperはMac App Store以外からダウンロードされたアプリケーションや、アップルが認証した証明書でサインされていないアプリケーションの実行をブロックする機能ですが、Prism6は署名があるため警告は表示されません。

Prism5.0d以前のバージョンは Apple 社の Developer ID による署名が行われていないため、警告(「<ファイル名>は、開発元が未確認のため開けません。」)が表示されます。そのため、Prism5を起動する際に、アプリケーションの実行許可設定を変更する必要があります。下記のように設定を変更下さい。

1. アップルメニューからシステム環境設定を選択し、セキュリティとプライバシーを選択します。

2. 一般タブの「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」項目にある「アプリケーションを許可」を選択します。

3. システム環境設定を閉じ、Prism5を起動/インストールします。

ご注意下さい
設定を変更すると、マルウェアの脅威に対するリスクが生じます。インストール完了後は、セキュリティーとプライバシーの設定を「Mac App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」に戻して下さい。

Prism 4(及び、以前のバージョン)とOS10.8

Prism 4は10.7および10.8に対応しておりません。Prism6へのアップグレードをお願い致します。

 

0075 Prismはバリデーションを行なっていますか?

FDAではソフトウェアのバリデーションについて下記のように定義しており、ソフトウェアのバリデーションはベンダー/サプライヤー側ではなくユーザー側が実施する作業となります。

Software validation to be “confirmation by examination and provision of objective evidence that software specifications conform to user needs and intended uses, and that the particular requirements implemented through software can be consistently fulfilled.
「ソフトウェアの仕様がユーザニーズや意図する用途に一致しており、特定の要件がソフトウェアに一貫して満たされていることを検査と客観的な証拠により確認すること」

FDAのガイダンスによると、Prismのように汎用的に使用されている市販ソフトウェア(OTSソフトウェア)は、バリデーション対象外となっています。また、OTSソフトウェアに対してもユーザーによる機能テストの実施が望ましいとしているものの、専門家の多くが「FDAがパッケージソフトに厳密なベリフィケーションを要求することはない」という見解を示しています。

バリデーションとは

Cf.「ベンダーのためのSCVセミナー」
資料提供:株式会社イーコンプライアンス

非臨床試験および臨床試験におけるバリデーションについて

非臨床試験(GLP)および臨床試験(GCP)で行なわれる「バリデーション」は、コンピューターシステムに対してではなく、データに対するものになっています。そのためPrismだけではなく、複数の手段でデータを解析することを推奨致します。

NOTE:FDA認可、製品安全試験・認証の申請に関しては、GraphPad Software社および有限会社エムデーエフでは助言・アドバイスなどはできません。薬事申請業務の専門コンサルタントに問い合わせ下さいますようお願い致します。

関連FAQ
FAQ0072 Prismの非線形回帰機能の妥当性は?

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参考URL
General Principles of Software Validation; Final Guidance for Industry and FDA Staff
Computerized Systems Used in Clinical Trials