Prism 10 からは、インストール時のダイアログが変更され、アクティベーション方法をユーザーが選択する必要があります。
複数の選択肢がありますが、一部制限があり、現在、
「電子メールによるサインイン」[Email Sign In]、「マシンアクセストークンで起動」[Activate with a Machine Access Token] は、ご利用できません。
他のオプションは、今後利用可能になる予定です。

Prism 10 からは、インストール時のダイアログが変更され、アクティベーション方法をユーザーが選択する必要があります。
複数の選択肢がありますが、一部制限があり、現在、
「電子メールによるサインイン」[Email Sign In]、「マシンアクセストークンで起動」[Activate with a Machine Access Token] は、ご利用できません。
他のオプションは、今後利用可能になる予定です。
Prism 10からは、ライセンスの種類の選択が促されます。 「シリアル番号(マシン固定ライセンス)」[Serial Number (Machine Licenses)]オプションを選択します。
Prism は、コンピュータのマシンID が入力されたダイアログを表示します。 このマシンIDは、一意的に特定のコンピュータを識別するために、Prism により生成されます。 この値は、OS あるいは他のソフトウェアで使用されるいかなる値とも一致しません。 ‘次へ/Continue’, ‘次/Next Step’, あるいは ‘アクティベーションコードの入力/Enter Activation Code’ とラベルの付いたボタンが表示されます。 それらは、登録の次のステップ進むためにクリックするボタンです。 ボタンのラベルは、インストールしているバージョンと OS で異なります。
Prismは、ステップ 3でダイアログボックスを表示すると同時に、ウェブブラウザで登録フォームが開きます。
メールアドレスを入力し、残りの他の情報を確認の上、ページ下部の Submit ボタンをクリックします。
注意: このフォームに関する情報が全て記入してあれば、以下のようなメッセージが出力されます: “Thank you for subscribing!”。
Prism のアクティベーション コード/Activation Code が表示されます。 画面に表示されない場合は、”GraphPad Prism activation code” という件名のメールをご確認ください。
このアクティベーション コードにより、特定の Prism シリアル番号 (ライセンス) による特定のコンピュータ上で Prism の使用が可能になります。
Prismアクティベーションウインドウに、上記のステップ 3 でのスクリーンから戻り、 次/Next Step をクリックします。最後に、アクティベーションコードをコピーしそれをテキストフィールドに貼り付けて、GraphPadライセンス契約書/GraphPad license agreementのチェックボックスにチェックを入れ 「Prismの開始」[Start using Prism]ボタンをクリックします。
以上
Prism 9.5.0 リリース : 2022年12月07日(米国時間)
Prism 9.5.0では次のような機能の追加と改善が行われました。
カラースキームの追加
新たに9種類のカラースキームを内蔵しました。
アクセシビリティが改善されました
Prism9.5で追加された最初の3つのカラースキームは、すべて、誰でも色の違いを認識できるようにすることを目的としています。 色盲(色覚異常)は、特定の色調の違いを認識することが困難、不可能な状態です。 以前のリリースでは、様々な色覚異常の方が識別できる色調を用いた「ユニバーサル」[Colorblind safe]カラースキームが1つ導入されました。 Prism 9.5では、さらに3つの「ユニバーサル」[Colorblind safe]カラースキームを導入し、同じ目的を達成するとともに、グラフ作成にちょっとしたバリエーションを持たせています。 注意:これらのカラースキームを使用するとき、透過性の使用は避けられるべきです! これらの色の透過性を調整すると(Prismの一部のグラフ形式ではデフォルトで行われる)、一部の色が識別しにくくなることがあります。 これらのカラースキームを使用する場合は、色の透過性が0%(または100%の不透過)に設定されていることを確認してください。 詳細
ユニバーサル 2:サンセット
ユニバーサル 3:レイクサイド
ユニバーサル 4:バレンタイン
時代の色 - 時を超えた視覚の旅
Prism 9.5では、他に6つのカラースキームが追加され、それぞれが、歴史上の様々な時代からインスピレーションを得たカラーテーマを表しています。
1960s:平和と愛とビートルズの時代
1970s:最初の「地球の日」とたくさんのアース トーン
1980s:MTV、パソコン、すべてのネオンサイン
1990s:グランジミュージック、シンプソンズ、そしてムーディーな色使い
2000s:ソーシャル・メディアの台頭(とキャッチーなアプリカラー)
2010s:パントン社、”カラー・オブ・ザ・イヤー” キャンペーンを開始
ユーザー独自のカラースキーム作成での問題を修正しました
Prism 9.5では、動作を改善して統一しました。 既に存在する名称でカラースキームを保存しようとすると、Prismは既存のカラースキームを置き換えるか質問するようになりました。
Prism Cloud Early Access
Prism Cloud は、Prismプロジェクトファイルを仲間と共有、閲覧、共同作業するための全く新しいWebベースのアプリケーションです。 この新しい機能はPrismデスクトップアプリケーションとシームレスに統合され、非常に簡単に使い始めることができます。 Prism Cloudによって、もはやグラフやレイアウトのエクスポートや、プレゼンテーションや他のファイルに挿入する必要はありません。 もはや共同研究者との間でメールをやり取りする必要はありません。 また、フィードバックを受けるたびに、この全てのプロセスを繰り返す必要もありません。
Prism Cloudでは、単純に自分の作業をオンラインのワークスペースに公開するだけで、公開した作業を他の人と共有し(相手がPrismを持っていなくても!)、ディスカッションを作成してコメントし、リアルタイムでフィードバックを得たりすることができます。 その上、Prismファイルの変更と更新を公開された作業に対し行うことができます。 Prism Cloudで作業を共有した他の研究者は、あなたが行った変更をすぐに見ることができるので、新たにメールを送信する必要はありません。
Prism Cloudは現在、Early Accessプログラムの参加に選ばれた方のみ利用可能です。 このページで Early Access ウエーティングリストにサインアップすることができます。 また、Prismデスクトップアプリケーションの新しいPrism Cloudツールバーボタンをクリックすることでも、始めることができます。 Early Access プログラムに参加された場合、Prism サブスクリプションライセンスとPrism Cloudが接続され、グラフやレイアウトの公開を開始できるようになります。
改善された機能
分析のバグフィックス
グラフのバグフィックス
その他のバグ修正
GraphPad社は最近公表されたlog4jの脆弱性を認識しており、システムのステータスを確認するために製品チームと技術チーム全体で取り組んできました。 現時点では、すべての製品が影響を受けていないか、この脆弱性が軽減されていることを確認できました。
必要なすべての緩和策がGraphPad社のサーバーで行われているため、現時点ではお客様からのアクションは必要ありません。 皆様のPCにインストールされているGraphPad Prismアプリケーションは、この脆弱性の影響を受けず、ユーザー側でのアクションも必要ないことにご注意ください。
GraphPad社の情報セキュリティおよび技術チームは、この脆弱性の状態を引き続き監視し、それがGraphPad Prismアプリケーションに影響を与えるかどうか/どのように影響するかを評価し続けます。 現時点での評価に変更が生じた場合は、改めてこのページご報告いたします。
以上
Prism 9.3.0 リリース・ノート サマリー
Cox比例ハザード回帰
Prism Lab からの最新の高度なリリース
生存率分析は、”イベントまでの時間”データを分析して、このイベントが発生する確率が時間の経過とともにどのように変化するかについての推定値を生成するために使用される非常に強力な統計ツールです。生物科学で研究される”イベント”は、多くの場合死亡(特定の実験グループの動物、特定の病気のプロセスを持つ人間など)であり、この分析にその名前が付けられています。長い間、Prismは、Kaplan-Meierの生存推定を使用する非常に単純な形式の生存分析を提供してきました。しかしながら、この手法は、均一であるとされる集団のために生存曲線を作成することに限られており、この手法は研究の個人(年齢、人種、治療群など)について収集された可能性のある予測変数の値は取り入れません。異なる群(すなわち”処置”群と”コントロール”群)に対してカプランマイヤー手法を使用して生成された生存曲線を統計的に比較することはできますが、これらの推定に連続予測変数(年齢、血圧、体重など)を含める良い方法はまだありません。
Cox比例ハザード回帰(または単にCox回帰)は、生存分析の高度な統計的手法であり、モデルに任意の数の予測変数(カテゴリ変数と連続予測変数の両方)を組み込むことができます。すべての個人(全ての異なる可能な群)について収集されたすべての情報を使用して、Cox回帰は、予測変数値の任意の組み合わせで、任意の個人や群の生存推定値を生成できます。そして – Prismでは – 推定された生存曲線をこれらの異なる群それぞれについて、簡単にグラフを作成することができます。単純に、最も興味を起こす値を選択すると、Prismは自動的に対応する推定された生存曲線の一つをを作成します。Prism Labs からのこの最新のリリースは、Prismで利用可能な最も統計的に高度な分析の1つでから、飛びつく前に、Cox 回帰についての統計ガイドページを確認してください。
新しいWelcome ダイアログ 体験
Prismを使い始めるのが簡単になりました
新しい分析を実行したり、新しい形式のグラフを作成したりする必要があったとき、どこから始めればよいのかわからなかったことがありませんでしたか?機能のすべてはそこにありましたが、Prismで選択できる分析とグラフは非常に多様であるため、自分でそれを理解しようとすると少し圧倒される可能性があります。こういった理由で、学習するのに最も簡単な形式で必要な手助けを得ることがこれまでより容易になりました。Prism 9.3.0で、初めてのPrismユーザーからPrismパワーユーザーまでの、あらゆる水準のユーザーために 幅広い多くの有益で教育的なリソースを含めるため、ようこそ/Welcome ダイアログをアップデートしました。
始めたばかり?ウェルカムダイアログの「はじめに」ページには、Prismに慣れ親しみその仕組みを理解するのに役立つ、視聴可能なビデオや読むことができるガイドの全部のセットを含みます。
Prismの熟練度と効率を押し上げましょう!統計学の基本概念とデータの可視化についてマスターするために、ようこそ/Welcome ダイアログの”ビデオ”ページにあるPrism Academyリンクを使用しましょう。125本以上のビデオチュートリアルで、ワークフローを合理化するためにPrism独自のツールと機能を習得する方法を学びます。
詳細に飛び込みましょう!ようこそ/Welcome ダイアログの”Prismガイド”ページでは、ワンクリックで、数百ページの詳細にも、すべての分析、グラフおよびPrismが提供する機能についてのアクセスが提供されます。
いくつかの例をブラウズしましょう!ようこそ/Welcome ダイアログの”グラフポートフォリオ/Graph Portfolio”ページには、Prismで作成可能な様々なグラフ形式の幅広いコレクションが含まれます。これら各々の例には、どのように作成されたかについての説明が含まれており、独自のデータのグラフを作成するための出発点として使用するのに最適です。
アップデートされたキーボードショートカット
ワークフローの効率を改善します
さまざまなメニューを検索して探しているコマンドを見つけるよりも、キーボードのキーの組み合わせをすばやく押す方が簡単な場合があります。キーボード・ショートカットを使用することは、アプリケーションでの効率を高めるための優れた方法であり、Prismも例外ではありません。9.3.0で、ソフトウェアのウィンドウとMac版の両方で、いくつかのキーボード・ショートカットをアップデートしました。しかし、キーボード・ショートカットが何であるか、または何をするのかわからない場合、キーボード・ショートカットは役に立つでしょうか?WindowsとMacの両方のキーボード・ショートカットのこのリストをチェックして、時間を節約しましょう!
「抽出と再構成」[Extract and rearrange]の改善
フォーマットに煩わされることなく、抽出されたデータを分析しましょう
Prismの多変量データテーブルは非常に標準的なデータ構造(各々の列をそれぞれ変数とし、各々の行を観測として)を採用しており、Excelなどの別のアプリケーションでデータを手動で再構成する必要なしに、このテーブル形式に意味のあるデータを入力できます。既にデータが多変量データテーブルに入力されていれば、潜在的なエラーにつながる可能性のあるデータをコピーして貼り付けることなく、「抽出と再構成」[Extract and rearrange]分析を使用してデータを目的のテーブル形式に再構築できます。
以前は、列または行のタイトルとして使用するカテゴリ変数を選択するときに、Prismは列/行のタイトルに変数名と変数値を含めていました。多くの場合、- 特にテキストを直接多変量データテーブルに入力するとき - これは単純に冗長でした。”Gender = ‘Female'”や”Gender = ‘Male'”のようなタイトルになってしまいますが、”Female” や”Male”というタイトルでも同じように情報が得られますし、ずっと読みやすくなります。Prism 9.3.0で、「抽出と再構成」[Extract and rearrange]分析は、列/行タイトルを作成するときデフォルトでは変数名を含まないで、変数の値だけを含みます。ただし、それでも変数名を接頭辞として保持したい場合(名称の代わりに数字を使用して群を表すことが役立つことがよくあります)、分析設定ダイアログで設定するオプションがあります。
新しいOSのサポート
Windows 11 と macOS Monterey
.
Prism 9.3.0は、Windows 11ならびにmacOS 12 Montereyの両方について改善されたサポートを導入します!Windows 11とPrismとの間で互換性が原因で生じていた問題が9.3.0で修正されました(詳細な情報についてはここを参照してください)。 これらのオペレーティングシステムのいずれかを使用しているユーザーのだれもが、Prism9.3.0に更新することをお勧めします。
このメッセージは、Windows の設定によって出力されるものです。
このメッセージを回避して 、Prismプログラムをインストールするには、以下の手順に従ってWindowsの設定を変くしてください。
Prismインストールが終わりましたら、設定を元に戻してください。
「データ分析」[Analyze Data]ダイアログ・アップデート:
検索可能な分析と最近使用された分析
Prismは、データの処理や調査に使用可能なたくさんの分析を提供します。Prism 9.1.0では「分析」[Analyze] メニューが導入され、Prismの分析ダイアログにアクセスするための新しい手法が提供されました。このメニューは、組み込みのシステム機能を使用して、macOSで完全に検索可能でした(ヘルプメニューにある検索バーを使用)。Prism 9.2.0では、macOSとWindowsで使用可能なPrismの分析ライブラリを捜す新しい方法を導入しました。Prismツールバーの「分析」[Analyze]ボタンで開かれる「データ分析」[Analyze Data]ダイアログには、目的の分析が簡単に見つけられるように検索バーが設けられます。
また、最も頻繁に使用する分析を簡単に見つけ易くするために、「データ分析」[Analyze Data]ダイアログの構成にいくつかの変更を行いました。”「最近使用した分析」[Recently used]”フォルダは、迅速かつ容易なアクセスのために分析リストの上部に移動されました。
新しいグラフ軸タイトル・コントロール
完璧に見えるグラフを作成することが重要なことを、GraphPad社は理解しています。ほとんどの場合、ユーザーは適切な種類のグラフ、適切な色、適切な線の太さなどを取得することに重点を置きます。しかし、ユーザーが忘れがちなのが、Y軸タイトルの方向と位置です。”標準的”グラフには、90°回転(垂直方向)され、Y軸の中心にY軸のタイトルが表示されます。この方法の簡単な例を以下に示します:
グラフで示されるように、この可視化は各々の州の人口を表しています。Y軸タイトルは”標準”の向きと位置で表示されていて、 -Y軸のタイトルは比較的短いため- このグラフはかなり見栄えがします。しかし、Y軸のタイトルが少し長い次のグラフを見てください:
このケースで、Y軸タイトルの”標準”の位置は、同じくらい良いようには見えません。これに対処する1つのオプションは、軸タイトルのフォントサイズを変更するか、タイトルを複数行のテキストに分割することが考えられますが、別の解決策は、Y軸タイトルの回転と位置を変更することかもしれません。軸の左側に軸タイトルを含める代わりに、Y軸タイトルの上に配置し、- 新しい位置を考慮して- テキストが水平になるように回転して変更することもできます。下のグラフは、これがどのように見えるかを示しています(グラフのタイトルもY軸のタイトルと揃えられており、X軸のラベルが軸の上側に移動されていることに注意してください):
Prism 9.2.0では、Y軸タイトルの回転と位置の両方を指定するための新しいコントロールセットが導入されています(必要に応じて、左右のY軸別々にコントロールされます)。デフォルトで、Y軸タイトルテキストの回転は、自動的に割り当てられます(縦/水平、位置により判断)が、回転の手動による指定を選択することもできます。これらのコントロールは「軸のフォーマット」[Format Axes] ダイアログの「タイトルとフォント」[Titles & Fonts]タブに追加され、Y軸を次のように指定できます:
回転/Rotation:
位置/Location:
棒グラフ、箱ひげ図、バイオリンプロットなど、たくさんの様々な種類の視覚化を使用して、データのセット(グループ)を要約できます。これらの視覚化は、元となるデータの1つ以上の統計量の要約を表す簡単な方法を提供します。これらの統計量の要約の例は、標本標準偏差、標本平均とその標準誤差、または、信頼区間、中央値とデータの四分位値、その他、が含まれます。しかしながら、多くの場合、データの量が妥当である場合は、セットや群に含まれるデータポイントの個々のシンボルも含めることは良い考えです。Prismは、以下を含む要約の視覚化による個々のデータポイントのシンボル重ね書きのような多くのオプションを提供します:
以前のバージョンのPrismでは、あらかじめ定義されたカラースキームをこれらの可視化のいずれかに適用すると、何らかの予想外の結果が生じました。具体的には、これらの可視化はこれらのカラースキームの”塗りつぶしの色/Fill Color”による割当てを無視し、要約の可視化対象(バー、ボックス、バイオリン)の内部を完全に透過にします。これは、以前のバージョンのPrismでユニバーサル/ColorblindSafeカラースキームを適用した後のこれらのグラフの外観です:
これは、塗りつぶしの色がシンボルに適用されている色と同じである場合、シンボルが不明瞭になるためです。これは、そもそものすべてのデータを表示するという目的を無効にします。しかし、多くの組み込みのカラースキーム(と、ユーザー定義のカラースキーム)は定義された塗りつぶしカラーを含み、これらの塗りつぶしの色が認識され使用されることが必要です。それで、Prism 9.2.0では、塗りつぶしの色がグラフに追加される方法を改善しました。今では、Prismは定義された塗りつぶしの色を選択されたカラースキームで使用しますが、シンボル(または四分位線など)が明瞭に表示されるように、50%の透過度で適用します。その結果、はるかにカラフルなグラフが作成され、データに関する最も有用な情報がすべて伝達されます:
グラフポートフォリオ/Graph Portfolioのアップデート
Prism 9.2.0では、グラフポートフォリオにある多くのサンプルグラフの視覚的な更新が行われます。これらのグラフの多くは、新しいY軸のタイトル位置、新しい配色(半透過色のカラースキームのいくつかを含む)で更新され、全般的に視覚的改善が行われています。ウェルカム/Welcome ダイアログからグラフポートフォリオ/Graph Portfolio をチェックして、Prismが生成できるさまざまな形式のグラフの多くの例を調べてください。
Prism 9.1.0 リリースノート・サマリー
詳細については、こちらをご覧ください。
Prism Academyのご紹介!
Prism Academyは、GraphPad社のオンラインによる統計とデータ可視化の学習センターです。高度な技術の専門家による125本以上のビデオと数時間分学習資料が、研究者のための主要な生物統計リソースであるIntuitive Biostatisticsへの無料アクセスが含まれています。
Prismが提供する分析のすべてを調べます
Prism 9.1.0では、新しく分析/Analyzeメニューが導入されました。分析メニューは以下の6つの主要なカテゴリーに編成されており、必要な分析をより簡単に見つけることができます。
さらに、このメニューには、頻繁に行う検定への素早いアクセスのために、7つの直近で使用された分析のリストが含まれます。このメニューを使用して、「データ分析」[Analyze Data]ダイアログに素早くアクセスできます。
Mac版Prismでは、このリストは完全に検索可能です。単純にHelpメニューを開き分析の名称をタイプすると、一致した分析の全てが表示されます。
主成分分析機能のさらなる改善
主成分分析 (PCA) の主な目的は 次元削減, であり、PCAの結果に、分析に使用された変数の数よりも少ない数の主成分が含まれていることはそれほど驚くとではありません。しかし、分析で選択されたのがたった1つの主成分のときのPrismが出力するグラフです。このとき、Prismは負荷量プロット/Loading plot、スコアプロット/Score plot、あるいはバイプロット/Biplotのグラフで何かしらの意味のある結果を生成できません。
以前のPrismバージョンによるスコア/Scoresプロット
実際のところ、 平行分析/Parallel analysis のような主成分の選択のための自動的な手法の1つを使用するとき、一つの主成分だけが選択されたことを示す結果は極めて有益である場合があります。Prism 9.1.0では、正確にこれらの結果を反映するために、グラフ出力を更新しました。
Prism 9.1.0によるスコア/Scoresプロット
同じ主成分がX軸とY軸で使用されるので、データは直線の対角線に沿った配置となります。しかし、スコアプロットに表示されるデータグループのパターン、負荷量プロットに表示される元の変数どのような関係があるかなどの同じ情報を利用できます。
Prism 9.1.0 リリースノート その他
新機能
機能改善
その他:これまで見つかった分析/グラフ/その他のバグの修正
以上
GraphPad Prism9で利用可能な統計解析機能はこちら
GraphPad Prism 8 での統計解析機能は下記の通りです。赤太字のものが新機能となります。
XY分析
カラム分析
生存分析
グループ分析
分割表分析
重回帰
ネストt検定とネスト1-way ANOVA
その他
利用できない統計・解析
GraphPad Prismでは次の統計解析機能を備えておりません.
•多変量解析:多変量解析に関しては、「FAQ0018 Prismで多変量解析はできるのでしょうか?」をご参照下さい。
•ハザード回帰
•ロジスティック回帰
•因子分析
•クラスター分析
•メタ分析
•多変量分散分析(MANOVA)Cochran-Mantel Haenszel検定
• Cochran-Mantel Haenszel検定
•共分散(ANCOVA):2つの線形回帰直線の勾配と切片を比較することは可能です。
•ヨンクヒール-タプストラ(Jonckheere-Terpstra)検定
•スティール-ドゥワス(Steel-Dwass)検定:Prismでノンパラメトリック検定の多重比較をする場合、Dunn検定を用いることが可能です。
•スティール(Steel)検定:Prismでノンパラメトリック検定の多重比較をする場合、Dunn検定を用いることが可能です。
•マクネマー(McNemar)検定:GraphPad Software社が提供するQuickCalcsで行なうことが可能です。
GraphPad Prism をこれまで使用してPCから他のPCへ変更/移設する場合は以下の事前準備が必要となります。
GraphPad Prism 5 (5.04/5.0d, fのみ)以降のバージョンでは、事前にこれまでPrismを使用していたPCでのアクティベーションの解除を行う必要があります。
解除はGraphPad社(support@graphpad.com)に申請する必要があります。申請の際には、解除したいアクティベーションコード取得を行った方の英語氏名とmachine IDが必要となります。
machine IDは、アクティベーションコードを取得した際にGraphPad社から送信されてきたメールの中に記載があります。あるいは、Help/Prism メニューからAbout Prismを選択すると、表示されたダイアログの中ほどに表示されます。
申請はユーザー自身でも可能ですが、弊社ユーザーの方であれば、弊社サイトから申し込みいただければ代行申請いたします。
GraphPad Prism 6をご利用の方はご注意ください:
Prism 6.0, 6.01, 6.02, 6.03, 6.04, 6.05/6.0a, 6.0b, 6.0c, 6.0d, 6.0e, 6.0f のバージョン (日本語化版を含む)をご利用中の方は、PCの変更/移設の前にこれまで使用していたPCのPrism 6 をPrism 6.07/6.0h (Prism 6 最終版)にアップデートする必要があります。アップデートが確認されない場合アクティベーション解除は行われません。
注意:Windows 版 Prism 6 と日本語化アドオンキットをご利用の方は、日本語化アドオン自体のアップデートも必要となります。
アップデート方法については、弊社サポートまでお問い合わせください。
GraphPad社でのアクティベーションの解除作業終了の連絡がありましたら、新しいPCへPrism をインストールしてください。
また、新しいPCでのアクティベーションについては、こちらもご参考ください。
以上