Prism 9.4.0 リリースノート
多重t検定についてのペアごとの比較
ユーザーからの問い合わせによって生まれた機能

Prism 9.4では、分析機能が拡張され、このペアごとの比較機能を「多重t検定 (およびノンパラメトリック検定)」分析で使用できるようになりました。
この分析の後で、1回ボタンをクリックするだけで、自動的に結果を直接グラフにプロットできるようになりました!
ペアごとの比較についての新しいコントロール
お気に入りの機能のカスタマイズ性と柔軟性がさらに向上しました
”ペアごとの比較”機能の最初のリリース後、この機能の改善について多くのフィードバックが寄せられました。そして、GraphPad社はこれらのリクエストの多くを実現しました。
P値 接頭語
数値でP値を表示する場合に大カッコのラベルで接頭語を含めるオプションが追加されました。組み込みの “P =” または “p =” 接頭語(スタイル設定に従う)を選択するか、あるいは、ユーザー自身で設定した接頭語を入力するか選択することが可能です。
大カッコスタイルのオプションが明確になりました
Prismの以前のバージョンでは、「ペアごとの比較」[Pairwise Comparisons]ダイアログで3つの大カッコ・スタイルがドロップダウンメニューで表示されていましたが、識別するのが簡単でありませんでした。このドロップダウンメニューを、選択する際に異なる3つのカッコのスタイルが明確に表示されるタイル表示に変更しました。
テキストの大きさとアスタリスクの大きさが独立しました
アップデートされた「ペアごとの比較」[Pairwise Comparisons] ダイアログでは、グラフに追加されたアスタリスクの大きさとテキストラベルの大きさを独立して別々に指定できるようになりました。
距離の指定
正確に距離を調節して、グラフの最終的な外観を微調整するには「線からラベルまでの距離」コントロールを使用します。
棒グラフのデフォルトの軸範囲の改善
Prism 9.4では、すべての棒グラフのプロット方法をアップデートし、これらのグラフのデフォルトの軸範囲に常にゼロが含まれるようにしました。
GraphPad社 Prism 9.4.0 Release Notes