0028 Prism, Instat, StatMateの違いは?

PrismとInStatは医学統計を目的に設計されており、StatMateは検出力の測定を目的としたソフトウェアです。
PrismとInStatの統計機能はオーバーラップしている箇所が多くあり、大きな違いはグラフ作成能力が制限されているだけです。
グラフ作成を優先としない場合、むしろInStatの基礎的統計のステップ方式の方が好まれるかもしれません。
InStatでは基本的な統計の検定を実行できますが、二元配置ANOVA・生存分析・ロジスティック回帰・段階的重回帰・因子/クラスター分析・ANCOVAの統計機能はありません。
Prismの方が多くの統計解析機能を含んでいると言えますが、InStatでは複合回帰(multiple regression)の実行が可能ですが、Prismには含まれていませんのでご注意下さい。

GraphPad Prism
PrismとInStatの統計機能は重複する点がありますが、Prismは、非線形回帰・生存曲線・二元配置分散分析・線形回帰線の比較、その他を含めさらにたくさんの機能があります。
Prismは、PowerPointでのプレゼンテーション・ウェブサイト・Wordドキュメント等、出版印刷に耐えうる高解像度イメージファイルとしてエキスポートができ、カスタマイズ可能なグラフを簡単に作成することができます。
学会誌や雑誌の原稿用にグラフを作成する場合、Prismのエクスポート機能が極めて有効です。

GraphPad InStat
GraphPad InStat は扱い易く、本格的な統計プログラムの代替となります。
統計の初心者でも、わずか数分でデータ分析をすることができます。
データを入力し、統計検定を選ぶだけで結果が得られます。
検定力の強力な統計プログラムを持っていても、InStatのシンプルなステップ方式が使いやすい場合があります。
複雑な問題は大きなプログラムで、日常分析はInStatで処理するという使い方をお勧めします。

GraphPad StatMate
GraphPad StatMateは、実験の最適な標本サイズや実験が効果的かどうかを測定するプログラムです。
実験に必要なデータポイントがいくらか求めた値から推量し、種々の仮説の相違を検出するための実験における検出力を瞬時に計算します。
StatMateは、操作が一目瞭然で学習の必要がありません。
ユーザが必要なすべてのドキュメントは、プログラムに組み込まれています。
Prism/Instatには検出力やサンプルサイズを算出する機能がありません。
科学的、臨床的に価値があると思われる差を想定し、それを検出する上での検出力には意味があります。
StatMateはその計算を支援する機能を提供します。

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