GraphPad Prism  6 ユーザーズガイド

基準化

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基準化

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データを基準化することで、異なるデータ セットからの Y 値を共通のスケールに変換できます。これは、最大値および最小値の違いに影響されることなく、2 つ以上の曲線の形状または位置 (EC50) を比較したい場合に便利です。

たとえば、一般に用量反応曲線の分析では、すべての曲線が 0% から始まり、100% で横ばい状態になるようにデータが基準化されます。シグモイド用量反応曲線を基準化されたデータにフィットさせる場合、上下の横ばい部分が定数値に設定されていることを確認してください。曲線の上下を基準化によって定義した場合は、Prism でそれらのパラメーターをフィットさせないでください。

基準化を行うには、「分析」[Analyze] をクリックして、「組込の分析」[Built-in analyses] を選択します。データ操作リストから「基準化」[Normalize] を選択し、次のダイアログを表示します。

analyze16

0 から 100% の間で基準化するには、これらのベースラインを定義する必要があります。ゼロを各データ セットの最小値、各データ セットの最初の行の値、または任意の入力値と定義します。100 を各データ セットの最大値、各データ セットの最後の行の値、任意の入力値、またはカラムのすべての値の合計と定義します。結果は割合またはパーセントで表示されます。

注意:

繰り返し値を入力した場合、0 および 100% はこれら繰り返し値の平均で定義されます。各サブカラムを個別に基準化することはできません。
X 値は結果テーブルにコピーされます。これらは基準化されません。
各 SD または SEM は適切に基準化されます。
データ セットの最小および最大値に基準化する場合、これらの値 (それぞれ 0.000、1.000 となる) を結果から除外できます。