ベースラインの削除
多くのデータ タイプで、関心対象の測定値 (シグナル) と関心対象でないベースラインやバックグラウンド (ノイズ) が混在しています。これらのデータは 2 つの方法で分析できます。1 つの方法はシグナル全体を分析する方法です。もう 1 つの方法は、ベースラインや非特異的な値を取り除いたり区別してから結果を分析し、グラフを作成する方法です。 この分析を行うには、データ テーブルを表示し、「分析」[Analyze] をクリックし、「ベースラインと列の数式の削除」[Remove Baseline and Column Math] 分析を選択します。 ベースラインの定義 実験内容に応じて、ベースラインは (少なくとも) 3 つの方法で定義できます。Prism でこの分析を選択する前にこの点についてよく考えてください。特定の値のベースライン値は以下のいずれかであると考えられます。
線形ベースラインの仮定オプションを選択した場合、Prism では、X 値を X、そのバックグラウンド (非特異) 値を Y として線形回帰が行われます。各 X 値について予測される Y 値 (線から) が算出されます。その後、この予測されたベースラインの Y 値が差し引かれます (あるいは区別される)。この手法は、非特異的な値またはバックグラウンド値が X 値に対して線形である (たとえば、多くの場合に非特異的結合はリガンド濃度に対して線形) ことがわかっている場合に適切で、X 値ごとにベースラインまたは非特異測定値を収集していない場合に特に便利です (Prism で自動的に線形回帰から非特異的な値が補充される)。Prism では線形回帰のフィットの際、線が原点を通るとは仮定されず、回帰結果は表示されません。
計算 オプションは見ればすぐに分かりますベースラインを差し引く、ベースラインで区別する、割合またはパーセント差異を計算するなどを指定できます。この分析を使用して 2 つのカラムを追加あるいは乗じることもできます。
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