このリリースでは、Prism が作業ディレクトリとして使用するシステムフォルダが書き込み禁止になっているとPrism ファイルが破損してしまう問題を含む Prism 10.2.0 – 10.2.2 で確認された複数の問題が修正されました。
Prism 10 のデフォルトの作業ディレクトリは、 Windows か、あるいは macOS かで異なります:
- Windows: %APPDATA%\GraphPad Software\Prism\10.0\Data
- macOS: ~/Library/Application Support/GraphPad/Prism/10/run
分析のバグフィックス
- (Mac) Geisser-Greenhouse の補正を使用する 2-way ANOVA での Multiple Comparisons タブで、”Compare row main effect” オプションが選択できない問題を修正しました。
その他のバグ修正
- 一時的な Prism ファイルの保存に使用されるシステム フォルダが書き込み禁止になっているとき、Prism の使用中にファイルが破損する可能性がある問題を修正しました。
- 有効期間内のPrismライセンスを使用中に、システム時間のロールバックが見つかった場合、 Prismをオフラインで起動すると予想外のアラートが表示される問題を修正しました。
- (Mac) Apple Silicon (M1, M2, M3 プロセッサ) を搭載した macOS デバイスに GoFetch 攻撃されるのを防ぐために、Prism 内の OpenSSL コードに関連付けられた暗号化ルーチンを実装しました。
- (Mac) 破損した画像を含むプロジェクトファイルを .prism 形式で保存した後、Prism が .pzfx 形式で保存できなくなる問題を修正しました。