カテゴリー別アーカイブ: Win版

0175 Prism 11.0.0 リリースノート

2026年3月5日

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

Prism 11.0.0 英語版 2026年2月18日リリース

Prism Pro の紹介

Prism 11 は、多変量データを操作するためのこれまでで最も強力で高度なアップデートを提供します。これらはすべて、新しい Prism Pro プランでご利用いただけます。 Prism 11 で利用可能な新機能と改善された機能の完全なセットを以下で確認してください。

プランについての詳細

テーブル組込み式により既存データから変数を計算/作成

スプレッドシートスタイルの式で、直接新しい変数を [多変量/Multiple Variables] データ テーブル内に作成します (Prism Pro と Enterprise に含まれる)。

使い慣れたスプレッドシート体験: Excel や Google Sheets のように、空の変数を選択し、式を開始するために “=” とタイプするだけです。 単位変換と比率の計算のような単純な演算を行ったり、あるいは、関数と演算子を連結することでより複雑な計算を構築します。 セルごとに機能するスプレッドシートの式とは異なり、Prism での式は変数全体に一度に作用し、変数の各行上で動的な結果を生成します。

リアルタイム更新: いつでも変数の式を編集します。 元の値が変更されると、計算された値は自動的に更新されます。 作成された変数は、[多変量/Multiple Variables]テーブルで機能するあらゆる分析で、独立、従属、またはグループ化変数として使用できます。

よりクリーンなプロジェクトファイル: 作成された変数は、別の変換シートや分析シートではなくデータ テーブル自体の一部になります。 これにより、明確に分析やグラフのために変換された変数を生成できるため、プロジェクト ファイルが整理され、ワークフローがより効率的になります。

3 つの簡単なアクセス方法: セル内で  = と打ち込むか、ツールバーまたは、メニュー から [挿入/Insert] → [計算変数/Calculated Variable]を選択し開始します。

テーブル内の式により計算された変数が重要な理由

これは、Prism に最も要求された機能の1つです。 以前は、比率や対数変換などの単純な計算でも個別の分析シートを作成する必要があり、ナビゲーターが煩雑になり、ワークフローを追跡するのが面倒でした。 現在、これらの変換を直接データテーブルで、ExcelやGoogle Sheetsのように自動更新する式で行うことができます。 これは日常的なデータ準備の時間を大幅に節約し、プロジェクトが整理された状態を維持できます。

多要因 ANOVA (Multifactor ANOVA)

任意の数の要因を持つデザインに対する 1 つの分析 (Prism Pro プランが必要)。

  • 要因の数に関係なく、単一の統合されたアプローチを使用して、複数の要因での実験を分析します。
  • 究極の柔軟性: 同じインターフェースとワークフローで、1-way から N-way デザインを処理します。
  • ドラッグ&ドロップ: [多変量/Multiple Variables]テーブルから応答変数とグループ化変数を簡単に割り当て。
  • データの再編成なし: 各行が観測で各列は変数であるデータを、再編成することなく要因の追加や除外。
  • 完全な事後分析のスイート:主効果、単純効果、セルごとのパターンの比較を選択された補正手法で行います。

要因実験への現代的なアプローチPrism の従来の ANOVA では、要因の数によってデータテーブルの型式を変更する必要があり、3つ目のの要因を追加することは完全にデータを再編成することを意味しました。 多要因 ANOVAは、この制限を取り除きます。 1つの[多変量/Multiple Variables]テーブルを全ての要因デザインのために使用し、要因を単純に変数を再設定することによって追加または除外します。 実験デザインが進展するときテーブルを作り直す必要はありません。 薬物、遺伝子型、時間の組み合わせがどのように遺伝子発現に影響するかを調査している場合でも、複数の環境要因が生物の行動にどのように影響するかを調査している場合でも、多要因 ANOVA は、現代の研究に求められる柔軟性を備え、必要な統計的能力を提供します。

[多変量/Multiple Variables]データテーブルからの古典的な分析

データの整理と分析方法の柔軟性を高める新しい一元化されたアプローチ (Prism Pro プランが必要)。

変数を分析の役割に割り当てることによって、t 検定、非線形回帰とカプラン-マイヤー生存分析を直接[多変量/Multiple Variables]テーブルから行います。

  • 1つのテーブル、複数の分析: データを1つの一貫した構造に整理し、t 検定、非線形回帰、生存分析を実行します。 今後のリリースではさらに多くの分析が予定されています。
  • 直観的な変数の割当て: どの列が応答変数として用いられるか、どの列が実験の群を定義し、どの列をマッチする対象として識別するか (対応のある分析のための) を指定します。
  • シームレスな切り替え: データを再編する代わりに、変数を再設定することによって分析デザインを更新します。
  • 複数の要因をサポート: 非線形回帰と生存分析について、複数のカテゴリー変数を割り当て、Prismは各々の組合せについての個別の結果を作成します。

なぜそれは重要か 

以前は、t 検定を行うには「カラムプロット」[Column]テーブルを必要とし、非線形回帰を行うにはXYテーブルが必要とされ、生存分析では[生存分析/Survival] テーブルが必要とされました。 実験に従い、各々の分析に対し別々のテーブルを作成し、各々の検定のために確実にデータが正しく構築される必要があります。 多変量/Multiple Variables テーブルでデータを一度整理し、変数を割り当てるだけでこれらの分析を実行できます – 再フォーマットは必要ありません。 このリリースでは、3つの重要な分析が含まれますが、今後のリリースではこのフレームワークが拡張され更に多くの分析が追加されます。 もちろん、希望すれば依然として直接カラムプロット/Column、XY、生存分析/Survival テーブルで作業することができます – これはデータの構築の仕方に於いて単純により多くの柔軟性を与えます。

実際の例:

  • バイオマーカー t 検定: 2つの実験のグループを横断して特定のバイオマーカー で t 検定を行いたい? 単純に、応答変数とグループ化変数を指定します。 異なるバイオマーカーへ変更したい? 応答変数を再設定するだけです。
  • 用量反応曲線: さまざまな条件で複数の細胞株に対し用量 – 反応曲線をフィットする必要がある? 予測変数、応答変数とグループ化要因を指定し、Prism は各組合せについて個別の回帰分析を作成します。
  • 多因子実験: 変数の割当てインターフェースでは、どの列が応答変数として用いられるか、どの列が実験グループを定義するか、および (対応のある分析の場合) 対応する対象を識別するかを簡単に指定できます。

広範囲な効果量の報告

統計的有意性だけでなく効果の大きさを報告します (Prism Pro プランが必要)。

効果が存在するかどうかだけでなく、それがどの程度大きく意味があるかを理解するために効果量を報告します。

  • P 値を越えて: 効果が存在するかどうかだけでなく、それがどの程度大きく意味があるかを理解するために効果量を報告します。
  • 信頼区間: 効果の大きさ (推定値) だけでなく、それがどの程度正確に推定されているかを理解できます。
  • 標準化された効果量: 多数の共通の指標を用いて、研究とデザイン全体の効果の大きさを比較します。

含まれる指標

  • ANOVA イータ-二乗、偏イータ-二乗、コーエンの f (1-way、2-way、3-way、繰り返し測定(一般線形モデル GLM および 多要因 ANOVAで利用可能)
  • 「分割表」[Contingency]テーブル: 2×2 のテーブルでの φ (ファイ) 係数と、より大きなテーブルのクラメールの V、両方の効果量について計算された信頼区間。
  • t検定: 全ての t 検定型式についてのコーエンの  d とヘッジスの g、加えて対応のない t 検定についての Glass の Δ (パラメトリック検定のみ)。

なぜそれは重要か

Prismは、以前は手動で計算するかあるいは他のソフトウェアで調べる必要のあった効果量を、自動的に計算し報告します。 このアップデートにより、Prism は最新の出版基準に準拠するようになりました - 多くのジャーナルでは p 値とともに効果量の報告が求められるようになりました。 これらの指標を結果に直接組み込むことで、時間を節約し、追加の手順なしで現在のベスト プラクティスを満たすことができます。

Prism Cloud へブラウザからファイルをアップロード

Prism デスクトップアプリケーションを必要とせずに、Prism ファイルを直接ウェブインターフェースによってアップロードします。 Prism Cloud Workspace が含まれるあらゆる Prism サブスクリプションで利用可能。

どこからでも作業可能: .prismファイルをブラウザから直接ドラッグアンドドロップでアップロードするか、閲覧の上選択しアップロードします。

シームレスな統合: 迅速な共有とコラボレーションのために既存のワークスペース構造と連携して機能します。

なぜそれは重要か

以前に Prism Cloud にアップロードするには、Prism デスクトップアプリケーションを必要としました。 直接どのブラウザからアップロード可能になり、リモートワーク、Prismをインストールしないコンピュータ、あるいは迅速なファイル共有に最適です。 データ、結果、グラフをより速くクラウドに取り込み、デスクトップ アプリを開くことなく、アクセスが必要な共同作業者と共有できます。

その他の改善

新機能

多要因 ANOVA (Multifactor ANOVA)

複数の要因による複雑な実験デザインのために実装された多要因 ANOVA。

多変量データテーブルからの古典的な分析

以下の古典的な分析を [多変量/Multiple Variables] データテーブルから可能にするために、分析ダイアログで変数の割当てオプションが実装されました。

  • 多変量データテーブルから非線形回帰分析が可能になりました。
  • 多変量データテーブルから生存分析が可能になりました。
  • 多変量データテーブルから t 検定が可能になりました。

計算変数/Calculated Variables

データテーブルの中で直接データ変換を行うための機能が追加されました。

改善された機能

Prism Proライセンスでの改善

効果量/Effect sizes

効果量の計算が追加されました:

  • ANOVA
  • 分割表分析
  • t検定

「重回帰 」[Multiple linear regression]

カテゴリー変数間の交互作用を含むモデルに対し、Prism は結果で完全なANOVA表を報告します (以前は、基本的なものだけが提供されました)。

全てのライセンス形式で利用可能な機能での改善

非線形回帰

  • ロジスティック成長関数で、新しい変換 ”Inflection Point = (1/k)*ln((YM-Y0)/Y0)” が追加されました。
  • Xが級数として定義される場合、非線形回帰の範囲/Range タブで “Xが次にお値より/Don’t fit points when…” オプションが使用可能になりました。

データテーブルの管理

  • データシートで、フリーズ/Freeze とフリーズ解除/Unfreeze が可能になりました。
  • ローカルファイルをPrism Cloud とのリンクを外すコマンドが追加されました。

サンプルデータファイル

  • 多変量データテーブルについての新しい機能と既存の機能をカバーする8つの新しいチュートリアルデータファイルが追加されました。

パフォーマンスの向上

  • Prism は多変量データテーブルで、分析には使用されない変数への変更を行うとき、不必要な再計算を回避するようになりました。
  • 大きなデータセット上で ”相関” 計算や、”標準曲線の補間/Interpolate a standard curve” 分析のパフォーマンスが改善されました。
  • ”相関/Correlation”、”選択と変換/Select and Transform”、”抽出と再構成/Extract and rearrange”、”単回帰/Simple linear regression”。あるいは ”関数のプロット/Plot a function” を実行した後でのシート間での切り替えのパフォーマンスが向上しました。
  • 大きなデータセットで行われた  “相関/Correlation”、”選択と変換/Select and Transform”、”抽出と再構成/Extract and rearrange”、”単回帰/Simple linear regression”、あるいは “関数のプロット/Plot a function” を再実行した後に、保存しないで Prism ファイルを持るときのパフォーマンスが向上しました。
  • (Mac) 分析のほとんどを再計算した後に、保存しないでファイルを閉じるときのPrismのパフォーマンスを向上しました。
  • (Mac) ダークモードでの、大きなデータセットを含むデータテーブルと結果シート間での切り替えが改善されました。

以上

0174 Prism 10.6.0 リリースノート

2025年8月22日

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

Magicでタイトルの制御が改善されました

Magic を使用することで、グラフのフォーマットをより詳細にコントロールできるようになり、グラフ、X 軸、および Y 軸のタイトルそれぞれに対して個別のコントロール*が用意されます。

  • 別個のコントロール: グラフ、X軸タイトル、Y軸タイトルを、選択的に修正できます。
  • 簡略化されたワークフロー: 全ての3つのタイトルをクリック一つで切り換えます。
  • カスタマイズ: 他のグラフエレメントに影響を及ぼすことなく、簡単にタイトルに変更を適用できます。

* ネームドユーザーPrismライセンスが必要です(シリアル番号に基づくPrismライセンスで利用できませんん)

「抽出と再構成」[Extract and rearrange] のコントロールの改善

新しいオプションにより、データ抽出と再構成についてより正確な制御が可能になりました。

  • 完全な行だけ: ブランク、あるいは空の行を除外し、完全な行だけを出力するするための新しいオプション。
  • 対象変数/Subject Variable のサポート: データを繰り返し測定分析のための列形式に抽出するとき、対象 (行) の変数を指定します。
  • カスタム行タイトル: 指定された変数あるいは行タイトルの値を抽出された結果に引き継ぎます。
  • 適切な警告: 複数の値が同じセルに割り当てられているときに、データ消失を防ぐためにフローティングメモによってユーザーにアラートを出します。

重回帰についてのより直観的な [信頼区間/Confidence Interval] オプション

簡素化された信頼区間のコントロールにより、線形重回帰分析、多重ロジスティック回帰分析、およびコックス比例ハザードモデルがより利用しやすく、理解しやすくなりました

  • 明確な手法の選択: 開始時に、プロファイル尤度または ワルド/Wald 信頼区間を選択します。
  • カスタマイズ可能な出力: 上限/下限、標準誤差、P 値を含む出力する結果を指定します。
  • 能率的なインターフェース: 新しい配置により、信頼区間の設定が分かりやすく、かつ設定しやすくなりました。

K-means クラスタリングでクラスター数を自動選択

データセットに対し最適なクラスター数を自動的に決定する、新しいコンセンサス メトリック機能** の使用により、K-means クラスタリングの推測作業が不要になりました。

  • 複数の手法によるアプローチ: 異なるメトリックに基づいてクラスターの最適な数を決定するために17の手法が使用されます。
  • コンセンサスに基づく決定: 17 の検定全体で最も頻繁に推奨されるクラスターの数を選択するコンセンサス手法が使用されます。
  • 精度: 範囲が広すぎたり断片化されすぎたりしたパターンを回避し、より有意義なクラスタリング結果が導き出す手助けとなります。

クラスター数の選択での注意

データに対し、正しいクラスター数を見つけることは困難です。 クラスターの数が少なすぎると需要な相違を見落とすことになり、クラスターの数が多すぎると不適切なグループ化をもたらします。

Prism 10.6 は、17 の異なる手法からメトリクスを計算することでこの問題に取り組み、各々の手法は、特定のデータのクラスタリングを最適化する方法を決定するための独自の基準を備えています。

これらの17の手法から最も多くの”投票”を獲得したクラスターの数が、Prismが推奨するもので、より信頼性が高く頑健な結果を提供します。 このアプローチは多くの場合コンセンサス手法と呼ばれ、最終的な答えは複数の独立した測定結果の合意によって決定されます。

**この機能が GraphPad Prism for Enterprise でのみ利用可能である点に注意してください。

* ネームドユーザーPrismライセンスが必要です(シリアル番号に基づくPrismライセンスでは利用できませんん)

** Prism Enterprise license ライセンスが必要です

*** 関連するPrism Cloud Workspace が利用可能な Prism サブスクリプションが必要です

0173 マシン アクセス トークン (Machine Access Token) による共有コンピュータのアクティベーション

マシン アクセス トークンの概要

マシン アクセス トークンの定義と目的

  • グループ サブスクリプション ライセンス利用者のための機能です
  • マシン アクセス トークンは、ユーザー単位ではなく物理的なコンピュータ単位で Prism のライセンスシートを割り当てるための仕組みです
  • 共有コンピュータ(例:研究室のコンピュータや機器に接続された コンピュータ)での利用が想定されています

アクティベーションのための前提条件と準備事項

  • 事前に、マシン アクセス トークンによるアクティベーションの許可申請が必要です
  • My Account ページ管理者権限が必要です
  • アクティベーション対象のコンピュータの管理者権限が必要です
  • Prism と My Account ページの両方での作業が必要となります
  • Prism 10 以降が必要となります

必須確認事項

※ライセンスファイルの場所
Windows:
C:\ProgramData\GraphPad Software\Prism\
あるいは
%APPDATA%\GraphPad Software\Prism\

Mac:
/Library/Application Support/GraphPad/Prism/
あるいは
~/Library/Application Support/GraphPad/Prism/

マシン アクセス トークンによる Prism アクティベーション手順

ステップ 1:Prism のインストールとマシン フィンガープリント (Machine Fingerprint) の取得

  • Prism をインストール後、最初のアクティベーションダイアログで “マシンアクセストークンで起動/Activate with a Machine Access Token” を選択します。

  • Prism が生成する マシン フィンガープリント (Machine Fingerprint、デバイスごとの識別子)をクリップボードにコピーし、メモ帳などに貼り付け保存します。

※このウィンドウは閉じずに次のステップに進んでください。

ステップ 2:My Accountページでマシン アクセス トークンを生成します。

  • My Accountページにサインインし、「Manage Seats」→「Machine Tokens」へ移動します。
  • 「Add」ボタンをクリックし、共有コンピュータの名称(任意の名称が可能)を入力し Prism で取得した マシン フィンガープリント を貼り付けます。

  • 「Create Token」ボタンを押すとマシン アクセス トークンが生成されるので、「Copy to Clipboard」をクリックし、全体をクリップボードにコピーし、メモ帳などに保存します。

 

ステップ 3: Prism のアクティベーション

  • Prism のアクティベーションダイアログの ”アクセストークン/ACCESS TOKEN”に、保存したマシン アクセス トークンを貼り付け、「次へ/Continue」をクリックします。

  • 以上で、コンピュータ上の全ユーザーが Prism を利用可能となります。

Prism Cloud が利用可能な場合、各ユーザーは個別に Prism Cloud アカウントへログインできます。

0172 Prism 10.5.0 リリースノート

2025年5月30日

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

Prism Cloud で編集者権限を割り当てられます

ファイルバージョンの同期を維持し、コラボレーションを向上

リンク:Prism 10.5.0

  • 複数のユーザーによる更新: 共有プロジェクトへの変更を公開する編集者として他のユーザーに割り当てることができます
  • 最新バージョンの認識: 古いファイルで作業している場合にアラートが出されます
  • メールのやり取りはもう不要: 作業はすべて一ヶ所に集約されます
  • Prism Cloud について詳しく知る

三群以上の生存データで多重比較が可能になりました

より深い洞察のために追加された統計学ツールで生存分析が強化されます

  • 複数のペアごとの比較*: Prismが実行する比較と希望する修正手法を指定するだけで、必要なすべての統計量、P値、サマリーを取得できます。
  • 信頼区間: 各群の生存期間の中央値についての95%信頼区間を取得します。

* ネームドユーザーPrismライセンスが必要です(シリアル番号に基づくPrismライセンスでは利用できません)

対数正規分布データの処理が容易になりました

対数正規データの分析は手動での変換無しで、組み込みの検定でより簡単に行うことができます。

対数正規の重要性

  • 科学では一般的: 対数正規分布は、生物学的効果が相加的ではなくむしろ乗法的である場合に自然に生じ、薬理学をはじめとする多くの分野で一般的です。
  • 統計的検出力の向上: 対数正規分布からのデータを適切に分析することで、統計的検出力が向上し、必要なサンプルサイズが小さくなり、誤った外れ値の特定を防ぐことができます。
  • より有益な結果: 実験の効果を直観的に差ではなく比率として報告します (例えば、”処置二より、活性度は二倍になった”)。

新しい対数正規分布解析オプション

  • 対数正規 t 検定
    (対応のない、対数正規 Welchのt検定、対数正規 1標本t検定)
  • 対数正規 1-way ANOVA
    (通常の、Brown-Forsythe と Welch、繰り返し測定)
  • 幾何平均の比率としての結果…差ではない
    Prism の分析結果には、幾何平均値、比率、および適切な信頼区間が含まれます。

at Risk 数テーブルを自動的に作成可能になりました

カプラン マイヤーグラフには、自動生成された at Risk 数テーブル** が追加され、解釈が容易になりました。

  • より深い洞察を得る: リスクのある対象者や打ち切り対象者の数を簡単に特定できます
  • 動的な更新: 時間や間隔の変化に応じて自動的に更新されます
  • 視覚的な一貫性: 色は生存曲線に合わせて自動的に適合されます

**この機能が GraphPad Prism for Enterpriseでのみ利用可能である点に注意してください。

0171 Prism 10.4.1 リリースノート

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

このリリースでは、グラフに埋め込まれたテーブルの編集や変更が困難または出来ない問題の修正を含む、Prism 10.4.0 以前に存在した複数の問題が修正され、Prism から LabArchives アカウントにログインおよびログアウトする際の動作が改善されています。

ユーザーインターフェイス (UI) の改善

LabArchives の統合 UI で、[別のアカウントへのログイン/Login to another account” link with] リンクを [ログアウト/Log out] に置き換えました。

分析のバグフィックス

元データテーブルで、データポイントが除外された後に、[単回帰/Simple linear regression] の結果の データによる列が[残差/Residuals] タブ と [直線/Line] タブから消える問題を修正しました。

グラフのバグフィックス

  • (Windows) グラフ上に埋め込まれたデータテーブルのサイズ変更や書式変更ができなかった問題を修正しました。
  • (Windows) 元のデータテーブルが削除された後で、グラフやレイアウトシート上に空のプレースホールダーとしてではなく、リンクされていない埋め込まれたテーブルが突然表示される問題を修正しました。

その他のバグフィックス

  • データが先に元のデータテーブルから削除されていると、[単回帰/Simple linear regression] 結果シートに切替えるとき、Prismがクラッシュするか、あるいは”ディスクまたはメモリエラーが発生しました/Disk or memory error occurred” 警告が表示される問題を修正しました。
  • グラフ上のシンボルの色や大きさの変数が先に元のデータテーブルから削除されると、多変量グラフシートを解凍しようとするとPrismがフリーズする問題を修正しました。
  • (Windows) 生存分析データテーブルを追加した後に Prism Cloud 内の Prism プロジェクト ファイルを更新しようとするとPrism がクラッシュする問題を修正しました。
  • (Windows) [データセットの置換/Replace Data Set]」ダイアログで、以前にデフォルトで使用されたテーブルが自動的に表示されない問題を修正しました。
  • (Mac) macOS のクイックルック機能による Prism Thumbnail Extension がクラッシュすることで、ファインダーで Prism ファイルのプレビューを表示できなくなる問題を修正しました。

0170 Prism 10.4.0 リリースノート

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

新しい非線形 用量 – 反応モデル

このリリースでは、非線形回帰のために2つの新しい用量 – 反応モデルが導入されます。 Gaddum-Schild 用量-反応モデルは、競合阻害剤の存在下での反応データにフィットさせるために使用されます。 阻害剤の濃度が増加し、結果として用量-反応曲線はより高濃度値にシフトします。 Prism の元々の Gaddum-Schild モデルは、用量-反応曲線のこのシフトが競合阻害により予測されたシフトにどの程度一致するかを定量化する SchildSlope の最適合値を決定します。 2つの新しいモデル (1つは X は濃度であるときのデータについてのもので、他方は X が対数濃度であるときのもの) はSchildSlope を1.0 の基準値に制約し、モデルのフィットを単純化します。

多変量ヒートマップのための、より直観的なコントロール*

多変量データから生成されるヒートマップをカスタマイズするための軸コントロールは、より直観的でより使いやすいように改善されました。 これらのグラフの軸はカテゴリーであるので、連続値のために設計されたコントロールは全く役に立ちませんでした。 そのため、これらのコントロールがカテゴリー変数軸に対し機能するように再設計されグラフのカスタマイズがより容易になりました。 ここれらの新しいコントロールは、[軸のフォーマット/Format Axes] ダイアログと多変量グラフのグラフ インスペクターの両方にあります。

Dotmatics Luma との新しい統合*

AI 駆動型の適応ワークフローとシームレスなデータ統合により研究を効率化するように設計された Scientific Intelligence Platform である Dotmatics Luma との新しい統合により、Prism のデータと結果を最大限に活用できます。

PrismとLumaを接続することで、Prismのファイルを一元管理された場所にシームレスに自動送信することができます。 そこでは、データと結果が抽出、解析され、下流から簡単にアクセスできるようになり、科学者や管理者がより良い意思決定のために大規模なデータを統合、分析するのに役立ちます。

Prism Enterpriseライセンスによるサブスクリプションのみで利用可能

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

0169 Prism 10.3.1 リリース ノート

このリリースでは、Prism バージョン 10.3.0 に存在する複数の問題が修正されおり、対応のない t 検定の実行中にクラッシュを引き起こす可能性がある問題の修正や、非線形回帰の一部の結果が誤って空白として出力される可能性がある問題の修正が含まれています。

詳細はGraphPad社 サイトでご確認ください。

分析のバグフィックス

  • エラー値と複数のデータセットを含むデータから成るグループプロット  データテーブルから対応のない t 検定を実行すると Prism がクラッシュする問題を修正しました。
  • 空のデータセットをデータテーブルに追加した後に、非線形回帰解析の [外れ値/Outliers] タブで、結果が誤って空白で表示される示される問題を修正しました。

グラフのバグフィックス

  • (Mac) いくつかのポイントがY軸の範囲外にある場合に、XYグラフの領域の塗りつぶし/area fill が壊れて表示される問題を修正しました。
  • (Mac) シンボルが有効になっている Interleaved 棒グラフに予期しないデータポイントが表示される問題を修正しました。

その他のバグ修正

  • 無効な変換のための定義されていないパラメータを持つファイルを開くことができない問題を修正しました。
  • (Windows) CLD ラベルとデフォルト以外のカラー スキームを持つグラフの Magic 操作を元に戻す操作を実行すると Prism がクラッシュする問題を修正しました。
  • (Windows) フローティングメモの既存のテキストの上にテキストを入力していると、Prismがクラッシュする} 問題を修正しました。

0168 Prism 10.3.0 リリースノート

Prism 10.3.0 リリースノート 原文

サンプル サイズと検出力の解析、Tex形式での数式モデルの表示機能が提供されています:

  • サンプルサイズと検出力解析 : すばやく、実験デザインに必要なサンプルや、対象の数を決定し; サンプルサイズと検出力の関係を調べ; 限られた数のサンプルや対象を扱う場合に、検出可能な最小の効果量を調査します*
    *ネームドユーザーライセンスに追加された機能となっており、マシンライセンス(シリアル番号でアクティベーションを行うライセンス)の場合はご利用できません。
  • 非線形回帰での TeX 形式での数式 : 高品質で書式が整えられた数式を、非線形回帰によるグラフの上に追加できます。 最適合パラメータ値を直接グラフにされた曲線のそばに式を挿入できます。

サンプルサイズと検出力分析

Prism Cloud ワークスペースを通じてサンプルサイズの計算と検出力解析が可能となりました。 実験に対し必要なサンプルサイズを決定したり、あるいはサンプルサイズ、検出力と効果量の関係の調査が可能です。 Prism Welcome ダイアログから直接 Prism Cloud のサンプルサイズと検出力解析機能にアクセスできます。

TeX 形式での数式

Prism 10.3.0 では、これまでの簡易的な最適合値によるモデル式ではなく、Tex 形式によるモデル式の表示で、グラフに最適合式を挿入可能になりました。

Prism 10.3.0 では、これらの機能他、これまでユーザーから報告された様々なバグの修正も行われております。

ご注意Prism Enterprise の国内での取り扱いはございません。お問い合わせは直接GraphPad社までお願いいたします。

0167 Prism 10.2.3 リリースノート

Prism 10.2.3 リリースノート 原文

このリリースでは、Prism が作業ディレクトリとして使用するシステムフォルダが書き込み禁止になっているとPrism ファイルが破損してしまう問題を含む Prism 10.2.0 – 10.2.2 で確認された複数の問題が修正されました。

Prism 10 のデフォルトの作業ディレクトリは、 Windows か、あるいは macOS かで異なります:

  • Windows: %APPDATA%\GraphPad Software\Prism\10.0\Data
  • macOS: ~/Library/Application Support/GraphPad/Prism/10/run

分析のバグフィックス

  • (Mac) Geisser-Greenhouse の補正を使用する 2-way ANOVA での Multiple Comparisons タブで、”Compare row main effect” オプションが選択できない問題を修正しました。

その他のバグ修正

  • 一時的な Prism ファイルの保存に使用されるシステム フォルダが書き込み禁止になっているとき、Prism の使用中にファイルが破損する可能性がある問題を修正しました。
  • 有効期間内のPrismライセンスを使用中に、システム時間のロールバックが見つかった場合、 Prismをオフラインで起動すると予想外のアラートが表示される問題を修正しました。
  • (Mac) Apple Silicon (M1, M2, M3 プロセッサ) を搭載した macOS デバイスに GoFetch 攻撃されるのを防ぐために、Prism 内の OpenSSL コードに関連付けられた暗号化ルーチンを実装しました。
  • (Mac) 破損した画像を含むプロジェクトファイルを .prism 形式で保存した後、Prism が .pzfx 形式で保存できなくなる問題を修正しました。

0166 Prism 10.2.2 リリースノート

Prism 10.2.2 リリースノート原文

このリリースはPrismバージョン10.2.0と10.2.1で存在する複数の問題の修正、[Welcome to GraphPad Prism]ダイアログで Prism Academy への壊れていたリンクの修正と、線形回帰での不具合の修正、および、グラフ上でのデータへのリンクの改善が含まれています。

分析のバグフィックス

  • プロジェクトを.pzfxフォーマットから.prismファイル形式に変換した後に、単回帰の [直線は異なっていますか?/Are the lines different?] の結果が表示されない問題を修正しました。

グラフのバグフィックス

  • 多変量データテーブルでカテゴリー変数の水準を変更しても、変更が正しくグラフに反映されない問題を修正しました。

その他のバグ修正 [Welcome to GraphPad Prism] ダイアログの [Videos] タブのリンクを修正し、Prism Academy に正しく移動できるようにしました。